CD 正信偈・真宗偈頌 訓読 62分1 讃仏偈または嘆（歎）仏偈2 三誓偈または重誓偈3 往覲偈または東方偈4 願生偈または論偈5 勧衆偈または帰三宝偈・十四行偈6 正信念仏偈または正信偈7 念仏正信偈または文類正信偈・文類偈8 付録 伽陀9 付録 流転三界偈（1〜7までの、またはと言う表現は、宗派によって呼び方が異なっているためです。） これまでの『正信偈』は、「帰命無量寿如来 南無不可思議光 法蔵菩薩因位時 在世自在王仏所」と読んできましたが、「無量寿如来に帰命し、不可思議光に南無したてまつる。法蔵菩薩の因位の時、世自在王仏の所に在しまして、諸仏の浄土の因、 国土人天の善悪を都見して、無上殊勝の願を建立し、希有の大弘誓を超発せり。」と読むお経です。教本テキストは『正信偈・真宗偈頌 訓読付き』永田文昌堂発行 この度「わかるお経」と称して真宗で一番親しみのある『正信偈』『讃仏偈（嘆仏偈・歎仏偈）』等を訓読で発売いたしました。 従来、お経は「むにゃむにゃ」とお坊さんが読むもので「わからない」ものの代名詞のように思われてきました。しかし、お経はれっきとした言葉・漢文で書かれており、その内容たるや深淵な意味を持っています。その言葉が漢文・中国語であるのに、それを古来そのまま「音読」（漢字の音のまま棒読み）するのが日本仏教での慣わしになっています。それでは、聞いていても、読んでいても意味が通じません。 そこで、今回、少しでも「わかるお経」という願いから、真宗で一番親しみのある『正信念仏偈』『讃仏偈（嘆仏偈・歎仏偈）』等を訓読で習誦しました。 このCDと教本テキストを用い、読経を聞いていれば、お経のおおよその意味がわかってきます。さらに、教本テキストには難解な語句の註もついていますから、さらに「わかる」お経への一助となります。耳になじんできたら次は声を出して読んでみましょう。訓読という始めての試みのこのCDは、お経の訓読はどのように読んだらよいのか、一例として参考になります。また心しずかに耳を傾けているだけでも得るところがあると思います。特にその経意を味わう時などに好適でしょう。「習誦 現代に真宗の勤式を考える会 藤枝 宏壽」
