今月の1シーン
2010年7月1日の写真の説明
2010年07月01日
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お釈迦さま 説法の地 サヘト・マヘト
「祇園精舎の鐘の音は、諸行無常の響きあり」で知られる祇園精舎は、当時のコーサラ国の首都、舎衛城にあります。サヘト・マヘトのサヘトとは祇園精舎、マヘトとは舎衛城のことで、お釈迦さまは三十五歳で説法活動を始めてから涅槃に入られるまで、四十五年の間の二十三年をここで過ごされました。
お釈迦さまの度重なる布教活動によって、コーサラ国の人々は仏教に帰依していきました。
フラッシュ動画について
1枚目
舎衛城(マヘト)
舎衛城には給孤独(スダッタ)という長者がいて、商用でマダカ国の王舎城を訪れた時、お釈迦さまに会い熱心な仏教信者になりました。
2枚目
祇園精舎の寄進(インド博物館・バールフットの欄楯)前二世紀
カルカッタにあるインド博物館にバールフットの大塔の欄楯があります。
その欄楯の彫刻には、給孤独長者がジェータの森を黄金をしきつめて買い取っている場面が彫られています。写真中央に立っている二人は、二人とも給孤独長者ですが、写真の下の給孤独長者は手で合図をしています。真ん中の給孤独長者は土瓶を持って木に水をかけ、無事に買い取ったことを示しています。
その右側にはリヤカーから黄金を降ろし、背中に乗せて運ぶ人や、座って黄金を敷きつめている様子が描かれています。
3枚目
祇園精舎(サヘト)
給孤独長者はお釈迦さまをお迎えするために祇園精舎を建て寄進しました。
もともとこの森はパセーナディ王の太子、ジェータの持ち物で、ジェーター園、漢訳では「祇陀園」と呼んでいます。その祇陀園に給孤独長者がお釈迦さまの精舎を建てるため、ジェータから買い取りました。それ以後、ここを祇樹給孤独園精舎と呼ぶようになり、略して祇園精舎となったのです。
4枚目
菩提樹
この菩提樹は給孤独長者が精舎寄進の時に植えたと伝えられています。
今月の写真の説明/文責・青森直樹
参考資料/『お釈迦さまの地 インド』 文・写真 久保尚志 すねいる発行
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