今月の1シーン
2010年8月1日の写真の説明
2010年08月01日
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スジャータの乳粥(ちちがゆ)
お釈迦さまはブダガヤで六年間の苦行生活を終え、「尼連禅河(にれんぜんが)」で汚れきった体を洗い、休んでおられました。
そこに、近くの村の少女スジャータが通りかかりお釈迦さまに乳粥(ちちがゆ)を差し出します。お釈迦さまはその乳粥を食べ、衰えた体力を回復されたのでした。
ブダガヤの大塔から「尼連禅河」を歩いて渡ると、お釈迦さまに乳粥を供養したスジャータが住んでいた村があります。
フラッシュ動画について
1枚目
スジャータ村(セーナ村)
ここはかつてお釈迦さまに乳粥を供養したスジャータが住んでいた村です。
レンガで造った民家が数件ある小さな村です。
2枚目
ストゥーパ
スジャータ村にはストゥーパがあり、お釈迦さまに関係する遺跡を示しています。
3枚目
乳粥を供養するスジャータの彫刻(サールナート出土)
これはニューデリーの博物館に展示されている五世紀頃に製作された彫刻で、お釈迦さまに乳粥を供養するスジャータが刻まれています。
中央上段(左の写真)に壺を持っているスジャータがいます。右の写真はスジャータの拡大写真です。
4枚目
乳粥(ちちがゆ)
乳粥とは、牛乳の中に米と、はちみつ、砂糖、ツチショウガ、ココナッツを入れて炊いたものです。
村の人たちに乳粥のことを聞くと、楽しそうに作ってくれました。
現在でもブダガヤの人達は、2000年前のレシピを作っています。
今月の写真の説明/文責・青森直樹
参考資料/『お釈迦さまの地 インド』 文・写真 久保尚志 すねいる発行
「くもの糸」は、芥川龍之介の原作に、宮地廓慧が仏教の立場から続編を書きたしたものです。
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