今月の1シーン
2014年12月の写真の説明
2014年12月01日
12月のホームページフラッシュ
お釈迦さま成道の地 ブダガヤ
12月8日は、釈迦族の王子「ゴータマ・シッダールタ」が「さとり」を開いて「ブッダ」になられた日です。この日を「成道会」(じょうどうえ)といいます。
「今月の1シーン」は、お釈迦さま成道の地、ブダガヤを紹介します。
フラッシュ動画について
1枚目
ブダガヤ大塔
お釈迦さまが「さとり」を開いた場所はインドのナイランジャーナ河(尼連禅河)のほとりのウルベーラ村。
現在のインド東北部ビハール州にある、ブダガヤの大塔西側、菩提樹の下にある金剛宝座の所といわれています。
このブダガヤ大塔(高さ約53メートル)の原形は2世紀にさかのぼり、13世紀初めのイスラム勢力の北インド侵入以来、仏教徒たちによって保護のため土で覆われ、長年丘のようになっていました。19世紀後半、イギリス人考古学者カニンガムによって発掘されるまで、600年以上にわたって土に埋もれていました。
大塔は2002年に世界遺産に登録されています。
2枚目
菩提樹
ブダガヤの大塔西側には、大きく枝を広げた一本の菩提樹があります。
この菩提樹は、お釈迦さま在世のものではなく、何代にもわたって今に伝えられてきたものです。
3枚目
金剛宝座
その菩提樹の根元には、金剛宝座(こんごうほうざ)と呼ばれる長方形の石が安置され、ここでお釈迦さまが「さとり」を開いたことを伝えています。金剛宝座は、アショカ王の頃(紀元前3世紀)のものといわれ、独特の紋様が刻まれています。
写真は大塔の上から見たところです。
この場所に座られ7日間の瞑想後、「縁起の法」に目覚めてブッダとなられました。明けの明星が輝く12月8日、シッダールタが35歳の時です。
「ブッダ」とは、さとりを開いた人・目覚めた者という意味です。「さとり」を開いた瞬間、黄金の光が輝き、五色の光明が放たれたといわれます。
4枚目
アショカ王のブダガヤ参拝
インド中部、マディヤ・プラデーシュ州南西部にある、サンチー第一塔東門(1世紀頃)に、アショカ王がブダガヤで参拝している彫刻があります。中央の菩提樹の下にある建物がブダガヤの大塔です。右側には像から降りるアショカ王が刻まれています。
この時代には、お釈迦さまは人間の姿で刻まれず、菩提樹などで象徴的に表されています。
サンチーのストゥーパの東西南北の門は、彫刻で埋め尽くされ、礼拝に訪れた人々が視覚的にお釈迦さまの生涯を理解できるようになっていました。
今月の写真説明
写真・久保尚志
文責・青森直樹
今回紹介しました「ブダガヤ」の遺跡は、最新作ブルーレイ作品「懐かしの仏教遺跡 仏陀」8枚セット29,000円(税抜)の中の「2仏陀成道 ブダガヤ」に詳しく収録されています。
たんなる聖地紹介だけではなく、インド各地の博物館に展示している仏像や彫刻品を数多く紹介し、ブッダライフを描きました。
過去50年の間にこのような充実した作品があったでしょうか。仏跡巡拝で訪れても行くことが出来ない辺境の聖地をブルーレイディスクでご覧ください。
ブルーレイ作品「懐かしの仏教遺跡 仏陀」 8枚セット
29,000円(税抜)
ブルーレイ作品「懐かしの仏教遺跡 仏陀」は、分売(2枚組)9,000円(税抜)でも発売しています。
「ブダガヤ」の遺跡は、「1仏陀誕生 ルンビニー・2仏陀成道 ブダガヤ」に収録されています。
ブルーレイ作品 1「仏陀誕生 ルンビニー」・2「仏陀成道 ブダガヤ」
分売(2枚組) 9,000円(税抜)
ダウンロード(動画)好評発売中
2「仏陀成道 ブダガヤ」
ブルーレイ作品「懐かしの仏教遺跡 仏陀」 分売(2枚組) 各9,000円(税抜)
1「仏陀誕生 ルンビニー」・2「仏陀成道 ブダガヤ」
3「仏陀初転法輪 サルナート」・4「仏陀説法の地 ラジギール」
5「仏陀三道宝階 サヘト・マヘト」・6「仏陀涅槃 クシナガラ」
7「アショカ王 石柱と磨崖法勅石」・8「仏陀賛嘆 ストゥーパー礼拝」
ダウンロード(動画) 各1作品 3,000円(税抜)
1「仏陀誕生 ルンビニー」
2「仏陀成道 ブダガヤ」
3「仏陀初転法輪 サルナート」
4「仏陀説法の地 ラジギール」
5「仏陀三道宝階 サヘト・マヘト」
6「仏陀涅槃 クシナガラ」
7「アショカ王 石柱と磨崖法勅石」
8「仏陀賛嘆 ストゥーパー礼拝」
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