今月の1シーン
2010年10月1日の写真の説明
2010年10月01日
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お釈迦さまゆかりの地 前正覚山(ぜんしょうかくざん)
お釈迦さまは六年間の苦行を終え、スジャータの乳粥の供養を受けられました。そして、心身をととのえられたお釈迦さまは、前正覚山(ぜんしょうかくざん)に向かわれました。前正覚山とは、お釈迦さまが「正覚」される「前」に登られたのでこの名がつけられました。土地の人達はドンケスリーと呼んでいます。
前正覚山の中腹に留影窟(りゅうえいくつ)があります。お釈迦さまはここで禅定に入ろうとされたのですが、山が大きく揺れ、岩がゴロゴロと落ちてきて、瞑想を妨げたといいます。お釈迦さまは瞑想に適していると思って選んだ洞窟も、禅定にかなった場所ではないと下山しようとされたところ、その洞窟に住む龍が現れて「どうかこの場所で悟りを開いてください」とお願いしました。
しかし、お釈迦さまは「影」を「留」めて下山されたので、以来ここを留影窟と呼ぶようになりました。
フラッシュ動画について
1枚目
前正覚山(パルクー河から望む)
2枚目
頂上(前正覚山からブダガヤを望む)
頂上からは、はるかに尼連禅河とマダラン河が望まれ、ウルベーラ村のスジャータの丘や苦行林は、その河と河にはさまれたところにあります。
3枚目
ストゥーパー跡と留影窟(りゅうえいくつ)
前正覚山にはアショカ王の建てたストゥーパー跡がいくつもあります。現在は風化したレンガと荒々しい岩石に埋もれて、わずかにかつての面影がしのばれるだけです。
写真中央の白い建物はチベット寺院です。この寺を入った奥に洞窟があり、留影窟と呼ばれています。
洞窟は入口が高さ1メートル、奥行き間口ともに5メートル位の大きさです。
4枚目
留影窟にある苦行像
前正覚山の留影窟が禅定にかなった場所ではないと下りられたお釈迦さまは、
瞑想に適した場所を探しながら一歩一歩現在のブダガヤに歩いていかれました。
今月の写真の説明/文責・青森直樹
参考資料/『お釈迦さまの地 インド』 文・写真 久保尚志 すねいる発行
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