今月の1シーン
2010年12月1日の写真の説明
2010年12月01日
トップページのフラッシュ動画
お釈迦さま成道の地 ブダガヤ
今から約二千五百年前の12月8日、インドのブダガヤで「ゴータマ・シッダールタ」が、悪魔との戦いに打ち勝って悟りを開きました。
12月8日には、シッダールタが悟りを開きブッダ=仏教になられたことをお祝いする成道会(じょうどうえ)の行事が行われます。
悟りを開いた場所はインドのナイランジャーナ河(尼連禅河)のほとりのウルベーラ村。現在のブダガヤの大塔西側、菩提樹の下にある金剛法座の所といわれています。ここに座られ七日間の瞑想の後、「縁起の法」に目覚めてブッダとなられました。明けの明星が輝く12月8日、シッダールタが三十五歳の時です。
「ブッダ」という言葉は、悟りを開いた人・目覚めた者という意味です。ブッダとなられたシッダールタは、釈尊=釈迦とも呼ばれています。シッダールタが悟りを開いた瞬間、黄金の光が輝き、五色の光明が放たれたといわれます。
フラッシュ動画について
一枚目
ブダガヤの大塔
シッダールタが悟りを開いたブダガヤには、大きな石を積み重ねた五十メートルを越す塔が現在建っています。
二千五百年前のブダガヤは修業に向いている静かな場所でした。多くの行者がこの地に集まり互いに「行」に励んでいました。ここにはナイランジャーナ河(尼連禅河)が流れ、堤には木々がおい茂り、行者がたたずむには格好の場所だったといいます。
二枚目
お釈迦さまの像
ブダガヤ大塔の西側に、黄金に輝く降魔成道(ごうまじょうどう)スタイルのお釈迦さまの像が安置されています。
三枚目
仏教徒(左の写真)
お釈迦さまの像(二枚目の写真)の下には菩提樹がそびえ、「金剛法座」(アショカ王が奉納した石の台座)があります。その周辺には各国から訪れた仏教徒が一日中礼拝、読経し、あるいは瞑想して偲んでいます。
金剛法座(右の写真)
「金剛法座」と呼ばれているのは、あらゆる障害をも粉砕することを金剛石に譬えています。
四枚目
ブダガヤの精舎(サンチー南門 紀元前3世紀創設)
この写真はサンチーの門の彫刻で、ブダガヤの大塔を表したものです。
写真の上部に菩提樹、その下の建物がブダガヤの大塔です。
〔キーワード ゴータマ・シッダールタ、お釈迦さま、釈尊、釈迦〕
今月の写真の説明/文責・青森直樹
参考資料/『お釈迦さまの地 インド』 文・写真 久保尚志 すねいる発行
「DVD みずうみの光」はジャータカ物語のお話で、お釈迦さま前世の物語です。
お釈迦さまの教えである、「いつも正しくものを見ること(正見)」をテーマにした、子供から大人まで幅広く楽しめる作品です。
DVD 「みずうみの光」 好評発売中
ホームへ戻る