今月の1シーン

画像: 2009年7月1日の写真の説明

2009年7月1日の写真の説明

2009年07月01日

お盆
お盆とは正式には盂蘭盆といい、梵語のウランバナを音写したものです。
お盆の風習のはじまりは、千三百年程前(657年)、七月十五日に飛鳥寺の西で、須弥山の形を作って、盂蘭盆会を営まれたのがはじまりといわれています。その後、聖武天皇が天平五年(733年)、宮中で盂蘭盆会を修せられてから、だんだんと一般に伝わり、現在では宗派を越えて行われている仏教行事です。


フラッシュ画像について

1枚目
施餓鬼会(せがきえ)
施餓鬼会(せがきえ)
お盆は施餓鬼会ともいいます。施餓鬼会とは、餓鬼道に堕ちて苦しむ餓鬼に、食べ物を施して供養するという意味があります。
この絵には餓鬼の姿が描かれています。右側の黒くお腹だけが大きく突き出たのが餓鬼で、食べ物を求め、人間のあとをついてまわり、常に飢えに苦しんでいます。この様に餓鬼が黒く描かれているのは、餓鬼が人間の目には見えない事を表現しています。

絵巻物「餓鬼草子」 京都国立博物館

2枚目
須弥山石
須弥山石
この写真は明治三十六年に飛鳥寺近くから発掘された須弥山石です。本来は四段ですが、飛鳥寺近くからは三段しか発掘されませんでした。
須弥山とは仏教の思想で「世界の中心にそびえる山」を意味します。この須弥山の思想に基づいて、石の側面には山の彫刻がされ、また一番下の段には海の彫刻がされています。

「須弥山石」 奈良国立文化財研究所 資料館

3枚目
お墓参り
お墓参り
家族揃って故郷の墓に手を合わす。お盆は亡き人を縁として、自分の生き方を見つめ直す大切な機会です。

4枚目
五山送り火(大文字)
五山送り火(大文字)


今月の写真の説明/文責・青森直樹
参考資料 ビデオ『お盆』 すねいる発行

お盆のCD・カセット 間野 大雄 「お盆

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